愛美会ノーリフトケア推進チーム会議が開催されました。

愛美会では全施設でノーリフティングケア(以下ノーリフトケア)の推進に向けて活動しております。

ノーリフトケアとはオーストラリアで発祥された「腰痛予防対策」で人力のみでの移乗を禁止し、対象者の自立度を考慮して福祉用具を活用しようという考え方です。

愛美会ではノーリフトケア推進チームを発足し、全施設からチームメンバーが集まり、各施設での移乗介助の現状と課題、スライディングボードやスライディングシート等の福祉用具の導入について定期的に協議しております。

今年度のノーリフトケア推進チームの方針としましては、『日常にノーリフトケアを！！「持ち上げない」・「抱え上げない」・「引きずらない」対象者・職員双方に優しいケアの推進』とし、対象者の残存機能を最大限活かした移乗介助の実践を目標に日々取り組んでおります。

今年度は現在までに会議を3回開催し、第2・3回のチーム会議におきましては、チームメンバーでの協議後に樋谷荘の機能訓練指導員より実技を交えてノーリフトケアの目的や移乗介助の注意点やポイントについて、福祉用具の特徴や使用方法についての勉強会を実施し、移乗介助技術の研鑽に励んでおります。

今後も対象者の身体機能に合わせて福祉用具を活用しながら適切な移乗介助が実践できることと、職員の介助負担軽減・腰痛予防に向けて愛美会全体で取り組んでまいります。